施術所開設届の書き方・記入例とは?整骨院・接骨院開業前にすべき5つのことも解説

ここでは、一般的な施術所開設届の記入例をご紹介します。

 

開設者住所

(法人の場合は主たる事務所の所在地)

東京都○○区○○○1‐2‐3               電話 123(456)789
開設年月日 2024年〇月〇日 名称  山田整骨院
開設所の場所 東京都〇〇区4‐5‐6

               電話 123(456)789

業務の種類 □あん摩マッサージ指圧  ✓はり    □きゅう
業務に従事する施術者の氏名等 氏名 目の見えないもの 種別 免許証の交付者名、免許証番号及び登録年月日 確認
山田太郎 田中花子、○○○○○○○○、令和〇〇年〇月〇日
構造設備の概要 面積 外気開放面積 換気装置
専用の施術室 〇〇.〇〇㎡ 〇〇.〇〇㎡ 有  無
待合室 〇〇.〇〇㎡ 〇〇.〇〇㎡ 有  無
器具、手指等の消毒設備 有[消毒用エタノール       ]無
開設者の免許 有 無 免許証の交付者名、免許証番号及び登録年月日 田中花子、〇〇〇〇〇、令和〇年〇月〇日 確認

施術所開設届を提出するまでの流れ

施術所開設届を提出するまでの流れは以下の通りです。

①事前相談

施術所開設届を提出する前に、役所へ図面を持参して相談します。

②開設

③施術所開設届の提出

開設してから10日以内に施術所開設届を提出する必要があります。施術所開設届の書類をそれぞれ2部ずつ用意しましょう。

・提出書類:施術所開設届

・添付書類等:定款等の写し及び登記事項証明書(開設者が法人の場合)、施術所の平面図、施術所への案内図、施術者の免許証の写し、施術者の身分証明書の提示、開設者が個人の場合開設者の身分証明書(運転免許証等原本)の提示

施術所開設届を書く前にすべき5つのこと

事業計画・資金計画を立てる

開業に向けてまず事業計画と資金計画を立てましょう。

事業計画は、経営の目標達成のための具体的な行動計画です。計画書には、

・開業の動機

・経営者の経歴

・提供する施術サービスの内容

・ターゲット

・市場、競合分析

・サービスの提供先や必要材料の仕入れ先

・従業員計画

・資金調達方法

・売上予想

などを詳細に記載します。

 

また、資金計画では工事費、医療機器、備品、家賃、人件費など必要な資金を見積もり、資金の調達方法を検討します。整骨院や接骨院の開業では1,000万円前後の資金が必要と言われています。全額を自己資金で賄うのは難しいため、金融機関からの融資を視野に入れ、日本政策金融公庫などを利用するのが一般的です。

コンセプトを決める

事業計画が固まったら、次に開業する接骨院や整骨院のコンセプトを設計します。

 

競合との差別化を図り、ターゲット層にアピールできる独自の施術サービスや雰囲気を考えましょう。例えば、リラックスできるプライベート空間を提供する、スポーツ外傷に特化する、女性や子どもに優しい施設を目指すなど、具体的なイメージを持つことが重要です。

 

また、保険適用外の自費メニューを考案することも重要です。今後は、整骨院や接骨院の療養費が減少し、保険適用できる範囲がますます厳しくなることが予想されています。そのため、将来の経営を安定させるためにも、自費メニューが重要です。

開業場所の商圏調査を行う

 

開業場所の選定は、事業の成否に大きく関わります。

 

立地条件を慎重にリサーチし、ターゲット層の利便性を考慮した場所を選びましょう。例えば、駅近くや住宅街、学校の近くなど、ターゲットに合わせたエリアを選定します。

 

また、競合調査も重要です。競合施設の価格帯、施術内容、雰囲気などを調べ、差別化できるポイントを見つけます。実際に競合施設を訪れて施術を受け、現場の雰囲気や技術を確認するのも効果的です。

物件を探す

商圏調査をもとに、具体的な物件探しを開始します。理想のレイアウトが可能か、施術ベッドの配置、フロアの階数、家賃や保証金、看板設置の可否などを確認しながら、適切な物件を選びます。

 

物件選びでは、患者さんの動線や利便性も考慮し、高齢者や子ども連れの方が利用しやすい環境を整えることが重要です。消防設備基準も必ず確認しておきましょう。また、契約前に退去時の条件や物件の設備状況をしっかり確認することも忘れずに行いましょう。

レイアウト設計や工事をする

物件が決定したら、次にレイアウト設計と工事、備品の準備に取り掛かります。施術室や待合室の広さ、換気設備、消毒設備など、法的な基準を満たすように設計します。患者様のプライバシーに配慮した仕切りや個室、ターゲット層に合わせた着替えスペースやキッズスペースなども検討しましょう。工事に関しては、信頼できる業者に依頼し、スケジュールをしっかり管理することが重要です。医療機器や備品の選定・発注も同時に進め、開業準備を整えます。

まとめ【施術所を開設するなら柔整開業.com】

施術所の開設は多くの手続きや準備を必要とします。計画的に進めるためには、事業計画や資金計画の立案、コンセプトの設定、商圏調査、物件選定、レイアウト設計といった各ステップを着実にこなすのが重要です。

 

一人で進めるのは大変ですが、「柔整開業.com」はそんな開業者の力強い味方です。

 

柔整開業.comでは、開業を目指す皆さんをサポートするため、開業計画の策定から物件選定、スケジュール管理、実践的なアドバイス、最新の市場情報の提供など、幅広いサービスを提供しています。

 

また、無料の相談サービスも実施しており、経験豊富なプロフェッショナルが皆さんの疑問や不安を解消します。

 

開業を成功させるためには、適切なサポートを受けることが重要です。施術所開設届の提出やその他の手続きについても、柔整開業.comがしっかりとサポートします。これから接骨院や整骨院の開業を考えている方は、ぜひ柔整開業.comをご活用ください。成功への道を一緒に切り拓きましょう。

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