柔道整復師の給料は安い?年齢・職場別の給料や収入アップの方法についても解説!
目次
「柔道整復師の給料は安い」という言葉を耳にしたことはありませんか?この記事では、柔道整復師の給料は本当に安いのか解説します。
正しい情報を手に入れ、給料の不安をクリアにしましょう。
柔道整復師の給料は安い?
柔道整復師の給与は、決して安くありません。
初任給は20万円から25万円の範囲で、これは多くの一般企業と同様の水準です。さらに、整骨院などで働いている柔道整復師の平均年収は、大体300万円から400万円となっています。ただし、柔道整復師という職種は独立する人も多いし、職場によっても給与が大きく異なるため、この平均値が全員の実態を反映しているわけではありません。
ボーナスに関しても、20代前半では80万円から90万円となり、20代後半では100万円から110万円と増加傾向にあります。さらに経験や実績が積み重ねられれば、180万円程度のボーナスも期待できます。
年齢・経験年数別の柔道整復師の給料とは
年齢・経験年数別の柔道整復師の給料について解説していきます。
年齢別の柔道整復師の給料
柔道整復師の給料は年齢によっても変動します。
20代初めの平均月収は22万円、年収は295万円となります。25歳から29歳では、月収25万円、年収が362万円と増加します。30代を迎えるとさらに上昇し、35歳から39歳で年収445万円まで増えます。40代後半や50代に入ると収入はピークを迎え、50代後半では年収510万円となります。60代を超えると給与は徐々に減少し、70歳以上では年収210万円まで落ち込むこととなります。
経験年数別の柔道整復師の給料
柔道整復師としてのキャリアや経験も、給与に大きな影響を及ぼします。
1年未満の場合、平均月収は24万円、年収は360万円となっています。1年から4年の経験を持つ柔道整復師は、月収23万円、年収328万円です。5年から9年の経験を持つ者は、月収が26万円、年収が377万円と増加します。10年以上のキャリアを積んだ柔道整復師はさらに収入が上昇し、15年以上の経験を持つ者の平均年収は507万円に達します。
経験と知識の蓄積は、収入に直結することが明らかです。
職場別の柔道整復師の給料とは
職場別の柔道整復師の給料について解説していきます。
整骨院・接骨院
整骨院や接骨院で勤務する柔道整復師の給与は、平均年収が350万円〜400万円となっています。
これは多くの施設が提供するフルタイムの職員の給与です。一方、アルバイトやパートタイムの柔道整復師の場合、時給が900円から1200円の範囲で設定されている場合が多いです。
これらの施設は、日常的なケガや痛みの治療が主な業務となり、地域によっても給与に差が出ることがあります。
病院・診療所
病院や診療所など、一般的な医療機関に所属する柔道整復師の平均年収は、300万円〜400万円程度となっています。
この金額は、整骨院や接骨院での勤務と比べてもほぼ同じレベルです。病院や診療所では、患者のリハビリテーションや治療に携わることが多く、専門的な知識や技術を求められることが多いです。
スポーツジム・スポーツチーム
スポーツの世界では、柔道整復師の役割は非常に大きいです。プロスポーツ選手やスポーツチームとの契約を結ぶと、年棒制が主流となり、年収が300万円から高い場合には1,800万円程度まで上昇する可能性があります。
スポーツジムでの勤務の場合、年収は整骨院や接骨院と同じく、300万円〜400万円程度となることが多いです。
介護施設
介護施設、特にデイサービスなどで働く柔道整復師は、機能訓練指導員としての役割を果たすことが主になります。このような施設での平均年収は、300万円〜450万円程度です。
介護の現場では、高齢者の身体機能の向上や維持を目的としたトレーニングが主な業務となります。
柔道整復師が給料を上げる4つの方法
柔道整復師が給料を上げる方法を4つお伝えします。
認定柔道整復師になる
認定柔道整復師とは、日本柔道整復接骨医学会からの認定を受けた柔道整復師を指します。
この認定を受けるためには、ある一定の基準をクリアする必要があります。例えば、会員として5年以上在籍していることなどがその条件となります。このような基準を満たすことで、高い専門性を持つ柔道整復師としての実力が証明されるのです。
これにより、自身のキャリアや給与アップにつながるでしょう。
転職する
柔道整復師は多方面の職種に挑戦することが可能です。
その中でも、整体師やカイロプラクター、マッサージ師、鍼灸師といった医療職に転職する人が増えています。特に、鍼灸師やあん摩マッサージ指尮師のような異なる国家資格を取得するために、再度学校に通う方もいます。また、柔道整復師のスキルを活かして、民間資格を持つ整体師として転職するケースも多いです。
柔道整復師の転職先については、以下の記事をご覧ください。
副業に取り組む
柔道整復師のスキルを活かす副業の選択肢は多彩です。
別の接骨院や整骨院での勤務、患者宅への往診、教育の場での教員としての役割、訪問介護、機能訓練指導員や、リラクゼーションサロンやマッサージ店での勤務などが考えられます。
これらの副業を通じて、柔道整復師としての経験や知識をさらに広げ、収入を増やすことも可能です。
副業について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
独立開業する
独立して開業する柔道整復師の半数以上は、年収500万円以上を稼いでいます。
実際に、年収1,000万円以上の柔道整復師の中には、独立して開業している方が非常に多いと言われています。
しかし、独立という選択は決して容易なものではありません。経営に関する知識やスキルが必要とされるほか、事業の継続には多くのリスクも伴います。高い収入を目指すものの、確実に成功するわけではありませんので、独立の際は十分な計画と準備が必要です。
独立開業については以下の記事もご覧ください。
まとめ【柔道整復師として独立開業するなら柔整開業.com】
今回の記事では、柔道整復師の給料について解説してきました。
柔道整復師の給料は決して安いものではなく、また給料を上げるための方法もいくつかあります。中でも効果的なのは、独立することです。もちろん独立にはリスクが伴うので、十分に準備をする必要があるでしょう。
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