居抜き物件で開業した整骨院の本音とは?
目次
整骨院を開業する際、テナントと居抜き物件どちらを探すべきなのかお考えの方も多いかと思います。今回は、居抜き物件で開業した先生にインタビューをさせて頂き、居抜き物件での開業について色々お伺いしました!これから開業を考えている方は是非参考にしてみてください!
1.そもそも居抜き物件ってなに?
居抜き物件とは、前のテナントの設備や治療機器などがそのまま残っている状態の物件のことを示します。院内設備や治療機器、ベッドや受付カウンターなどもそのまま使用することが出来るのでコストを抑えることが出来ます。
2.居抜き物件で開業した理由、物件探しについて
今回、インタビューをさせていただいた先生は、なぜ居抜き物件で開業をされたのでしょうか。
先生にその理由をお伺いすると、「毎月の融資額を減らすために初期費用をできるだけ抑えたい」という考えから、居抜き物件を探していたとのこと。そんな中で、柔整開業.comの居抜き物件情報で気になる物件を見つけ、問合せてくださったそうです。
その時に先生がご覧になった物件情報のイメージが、こちらです。
先生の希望エリアから少し外れてはいるものの、「立地や雰囲気が合えばなあ……」とのことで、実際に内覧をして頂きました。しかし、閑散とした立地や交通量などが先生のご希望には合わず――こちらの物件は見送りとなりました。
その後、先生の希望エリアにて新着物件があったため、柔整開業.comよりご紹介。
こちらも内覧へ行き、立地や交通量などを実際に見ていただきました。希望エリア内だったこと、目の前にスーパーがあり集客が見込めそうだったこと、などの理由からこちらの物件をご契約となりました。
3.居抜きのメリット・デメリット
実際に居抜き物件で開業してみてのメリット・デメリットを伺いました。
【メリット】
(1)初期費用を抑えられた
そもそも初期費用を抑えるために居抜き物件を選んだという先生。本当に、初期費用は抑えられたのでしょうか。
ここで、居抜き物件と貸テナントそれぞれの一般的な初期費用を比較してみましょう。
注目すべき点は2つ。
★工事費用…テナントと比べ、費用は5分の1~4分の1
★治療機器…前の院から引き継ぐことで費用がかからない場合もあり
居抜き物件であれば、貸テナントの約半分の初期費用で開業することも可能です。
(2)前の院から患者様を引き継げた
前の院が営業終了してから、ご自身の院のオープンまでに、広告を一切出さなかったにもかかわらず、オープン初日には10名の来院があったとのこと。その要因を、先生は下記の様に考えているそうです。
・前の院の先生が、患者さんたちに「次も整骨院が入る」と案内してくれていたため
・その場所に整骨院がある、と認知されているため
こういった集客方法は、居抜き物件での開業ならではですね。
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【デメリット】
(1)前の院からある設備の劣化
干渉波治療器やベッドを使用しているが、干渉波の吸引力低下や、昇降ベッド作動時の音が気になるとのこと。
(2)前の院からの患者様が、前の院と同様の対応を求められる
「前はこの時間でも対応してくれていた」など、以前と違う経営者だという事がなかなか理解してもらえず困ったこともあったそうです。
4.居抜きで開業して良かった?
居抜き物件で開業して良かったかどうかを最後に伺いました。
「わたしの場合は、居抜き物件で開業して良かったと思っています。希望エリア内で、自分の希望に合う物件も見つかり、初期費用を想定よりも抑えることができました。機器の劣化等デメリットもあるものの、トータル的に考えて居抜き物件で開業して良かったです。」とのことでした。
最後に院内の写真を撮らせて頂きました。
居抜き物件は、昔ながらの雰囲気が出てしまうのでは?とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、壁・クロス・備品などの変更でサロンの様なとても綺麗で清潔感のある内装になっていました!
5.まとめ
居抜き物件での開業は、希望の物件を見つける大変さはあるものの、初期費用を抑えられるなどのメリットもあることがわかりました。
居抜き物件をお探しの方は、柔整開業.comの居抜き物件情報をご覧ください!
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また、居抜き物件と貸テナントのどちらが自分自身のニーズに合うのか等、開業に関するご相談は柔整開業.com無料開業相談をご活用ください!