【求人サイト運営者に聞く】接骨院・整骨院での面接対策!よく聞かれる質問、お教えします

整骨院業界を目指して、就職・転職活動をしている皆さん!

  • 面接が不安なので、対策したい
  • 整骨院への就職・転職で、注意するべきポイントを知りたい
  • 面接で聞かれる質問例や解答例を知りたい

このような思いを抱えている方も多いのではないでしょうか?

学校では専門知識や施術方法を学ぶことが出来ますが、社会人としてのマナーや常識を学ぶ機会は少なかったかと思います。例え一般的な社会人マナーを有している方であっても、整骨院に就職・転職する際の面接に必要なスキルは一般企業とはまた異なるもの。

整骨院で働く切符を手にするためには、整骨院に特化した面接対策をしておくことが重要です。

そこで本記事では、骨院専門求人サイトの運営担当者に聞いた「整骨院に就職・転職するための面接対策」を紹介します。整骨院業界で働きたい方、必見です!

 

1.接骨院・整骨院での面接事前準備

整骨院・整骨院の面接を受ける前は、どのような準備をしておくと良いのでしょうか?

  • 面接対策
  • 見学や実技チェック
  • 身だしなみ

の3項目に分けて、それぞれ解説していきます。

その1:面接対策

面接を受ける前に「院の方針や、院長の考え方に共感できるかどうか」を考えておくことは、とても重要です。

一般企業でも就職・転職する際は、会社の方針や社風が自分に合うかどうかを判断することが求められますが、整骨院でもそれは同じ。院長の考えが施術や接客内容に直結するため、「共感できるかどうか」をきちんと見極めなくてはなりません。

実際の雰囲気は面接時にも知ることはできますが、事前に院のホームページやSNSをチェックして、どのような瀬術に重きを置いているのかを確認しておくと良いでしょう。

また、面接前には、「自分が将来どのような治療家になりたいのか」を明確化しておくことをおすすめします。ここの軸さえしっかりしていれば、応募先の院に共感できるかどうかや、応募先の院でなければいけない理由があるのか、なども判断できます。

自分の将来像や目指す姿を明確化した上で、応募先の院の方針や院長の考え、応募先の魅力などをチェックしていきましょう。

その2:見学や実技チェック

整骨院・接骨院では選考の過程において、院内を見学したり、どのくらいの技術力が備わっているのかを見るために実技チェックを行ったりします。

例えば中途の方であれば、面接先の整骨院が行っている施術方法や方針をインターネットなどで確認し、自信が保有している技術との違いがあるのか検証しておくことをおすすめします。過去の施術経験や得意な施術などあポールポイントとなる部分をピックアップしておくと良いでしょう。

新卒の方であれば、技術力はまだまだこれからですよね。中途の方同様に面接先の整骨院の施術方法や方針を調べた上で、現在学校で何を学んでいるのか、これからどんな施術をしていきたいのか、何を身につけたいのか、を答えられるように準備しましょう。

中途・新卒どちらであっても、整骨院で働く以上は、常に新しい技術や知識を身につけていく必要があります。厳しいことは言うようですが、整骨院業界で働くなら学ぶのは当たり前。「一生学んで成長していきたい」という気持ちは大切ですが、その思いだけが前に出過ぎないようにしましょう。

その3:身だしなみ

整骨院の面接においても、身だしなみはとても重要なポイントです。身だしなみはその人の第一印象を決めるものですから、中途・新卒問わず失礼がないようにしっかり準備しておきましょう。

余談ですが、皆さんは「メラビアンの法則」はご存知でしょうか。話し手が聞き手に与える影響について「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」を数値化したもので、視覚情報(見た目、しぐさ、表情、視線):55%、聴覚情報(声の質や大きさ、話す速さ、口調):38%、言語情報(言葉そのものの意味、会話の内容):7%であると言われています。

この結果からも、身だしなみを整えることの重要さがわかりますね。

  • スーツの着方
  • シャツにアイロンはかかっているか
  • 清潔感のある髪型か
  • 爪が綺麗になっているか
  • メイクが濃すぎないか
  • 髭はきちんと剃れているか

など、基本的な部分はしっかりと確認しておきましょう。

 

2.接骨院・整骨院の面接でよく聞かれる質問

さて、皆さんが最も気になっているのは「接骨院・整骨院の面接で、実際によく聞かれる質問はどんな内容か」という点ではないでしょうか?整骨院専門求人サイトの運営担当者に教わった質問例を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

その1:業界を目指した理由

最も多い質問は、「なぜこの業界を目指したのか」という内容です。業界を目指した理由は十人十色ですが、スポーツ経験者が怪我をしたい際に施術を受け、志望した方が多い印象。今回はそういった背景のある方の解答例をご紹介します。

Q:この業界を目指したきっかけはなんですか?

【解答例①】

私は学生の頃にサッカーをやっていて、ずっと足の怪我に悩まされていましたが、当時出会った整骨院の先生の的確な施術・指導のおかげで、サッカーを続けることができました。このような経験によって自分もスポーツをやっている学生の力になりたいと思い、この業界を志望いたしました。

【解答例②】

私は、学生時代にバレーボールをしていましたが、ケガが多くよく接骨院に通っておりました。その時に治療をしてくれた柔道整復師の先生は、怪我の治療や予防だけでなく、精神的にも支えてくれたこともあり、私も一人一人に寄り添えるような先生になりたいと思い、柔道整復師を目指しました。

このように、「どのような志を持っているのか」、「院の方向性と合うのか」などを見ているため、具体的なエピソードと自分の意志をしっかりと話せればベストです。

 

その2:前に働いていた院では、どのような施術や業務をしていたか

中途の方の場合、以前の勤務先でどのような施術や業務をしていたのかは必ず聞かれる項目です。経験値や技術力を知るために聞く質問ですが、頑張った部分や得意な部分、どのような考えで働いていたのかをアピールできるとなお良いでしょう。

Q:前に働いていた院では、どのような施術や業務を担当していたんですか?

【解答例①】

前に勤めていた整骨院は保険診療よりも自費診療がメインで、新規の患者様の治療プランを自身で組み、施術を行っておりました。患者様に寄り添った提案をモットーにしています。具体的には「可動域改善」などの施術が得意です。

 

その3:その他

Q:入社してから、どんな施術家になりたいか

→保険施術が厳しくなっている背景を踏まえて、自費施術においてどんな知識や技術を学びたいか明確化しておく必要があります。院それぞれのカラーがあるので、「自分の目指す姿と、院の方針は合うのか」は事前に確認しておきましょう。

Q:将来的に独立開業する予定は?

→ここは、考えていることを素直に答えても問題なし。ただ入ってすぐに辞める人材を採用したい経営者はいないので、「将来的には考えているが、最低3年は勤務します」などが無難な答えでしょう。

Q:治療勉強会等は営業時間後だけど、大丈夫?

→勉強会が営業時間後になるケースは少なくないため、基本的には問題なし。

スタッフ同士が有志で開催しているものなら問題ありませんが、院が主催しているのにも関わらず勉強時間が就業時間に含まれていない(残業代などが発生しない)ケースは、就職を控えた方が良いかもしれません。

 

大切なのは、「この人と働きたい」と思ってもらえるか

整骨院業界は、他業種よりも対人折衝能力や人当たりなどを重視しています。自分が治療院に来院した際に、暗くて元気のないスタッフが対応していたら「またこの治療院に来たい」とは思いませんよね。

多くの治療院は、元気で患者さんを明るくできる人と一緒に働きたいと考えています。もちろん経験や技術力も大切ですが、この人と一緒に働きたい!と思ってもらえるような対応や受け答えを心がけましょう。

 

 

3.面接時に用意しておく逆質問の例

面接時には、「何か質問はありますか?」と尋ねられるケースがあります。逆質問と呼ばれるもので、こちらのやる気や思いをアピールできるほか、知りたい情報を得られる、またとない機会です。

絶好のチャンスを逃さないためにも、面接時に知っておきたい逆質問の例をご紹介します。

 

その1:院の基本情報やビジョンについて

応募先の治療院がどのような企業理念、行動指針を持っているのか、年齢層はどうなのか、など基本的な情報は得ておきたいもの。以下のような質問を用意しておくことをおすすめします。

  • 院長の将来的なビジョンはどんなものですか?(増員計画や事業展開など)
  • ホームページを拝見しましたが、企業理念や行動指針について改めて教えてください。
  • スタッフの年齢層や、人数を教えてください

 

その2:キャリア形成や評価軸について

働いてからスキルアップしていくためには、どのようなキャリアを形成していけるのか、能力評価はどのような視点で行われているのか、なども気になるポイントです。

  • キャリア形成についての取り組みを教えてください。(自身の将来がイメージできるのかを確認しましょう)
  • 能力評価はどのように行われているのですか?評価基準について教えてください。(院長の主観で決めている院も多いので、明確な評価基準が定められている方が望ましい)
  • 手技のレクチャーはどのように行っているのですか?
  • 実技や知識の勉強会などは行われていますか?
  • 自分の得意施術や過去の経験が活かせますか?
  • 今後〇〇という技術を身につけたいのですが、その機会はありますか?

 

その3:その他

  • 働くにあたり重要なことは何ですか?
  • 採用が決まった際に事前準備すべきことがあれば教えてください。
  • その整骨院で早く患者さんに対応できるようになるには、何をすればよいですか?
  • その整骨院での治療をするうえで気をつけていることは?
  • 勤務時間の考え方(診療時間=勤務時間ではないため)

なども、重要な質問事項。具体的な逆質問で熱意をアピールすると共に、イメージを持つことで入社後のギャップを埋めていきましょう。

 

4.治療家work.netができるサポート

接骨院・整骨院の面接対策について解説いたしました。

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【面接後のサポート例】

  • 各条件の代理交渉
  • 内定獲得後のお断り連絡

【就業後のサポート例】

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